BIツールの歴史 誕生の背景などをご紹介

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BIツールの歴史 誕生の背景などをご紹介

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BIツールの歴史 誕生の背景などをご紹介

BIツールが市場に現れたのは、1990年代後半だといわれています。
それから20年余りが経過し、日本でも徐々に普及が進んでいます。

すでに導入されている企業様も、これからの導入を検討されている企業様も、既存のBIツールに対して、思うところがあるかもしれません。BIツールもほかのITツールと同様、機能改善を経ながらユーザーにとってより使い勝手の良いものへと育っていきます。

ここで一度、BIツールの歴史を紐解いてみませんか?
本コラムでは、BIツールの誕生する前の変遷や、BIツールが誕生した背景についてご紹介いたします。

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1.BIツールとは

BIツールとは、Business Intelligence(ビジネス・インテリジェンス)の頭文字を取ったもので、社内外に蓄積されたデータを、抽出・加工するためのシステムを指します。

BIツールを活用することで、データに関する専門知識を有するデータサイエンティストばかりでなく、経営層や各部門で操作を行い、データの可視化やデータ活用が行えるようになります。

BIツールはリアルタイム性が高いのが特徴で、データの収集から活用までの時差を短縮することが可能です。特に「リアルタイムBI」とよばれるBIツールなら、最新のデータから示唆を得て、意思決定に活かすことができます。


2.BIツールの歴史:BIツールができる前

BIツールが登場する以前から、製造業や金融業を中心に「データを経営に活用したい」というニーズはあり、さまざまな試みが繰り返されてきました。

1. MIS(Management Information System)

MIS(Management Information System)は「経営情報システム」と訳され、企業などの組織で使われる情報システムのことです。
1960~1970年代、従来の勘や経験に頼る経営判断を、データに基づく合理的で効率的なものへ変革させるために登場しました。

MISから後にDSS(Decision Support System/意思決定支援システム)やSIS(戦略情報システム)が派生していきます。

2. DSS(Decision Support System)

DSS(Decision Support System)は「意思決定支援システム」と訳され、企業などの経営や運営における意思決定を、さまざまな経営情報から検索・分析・加工などを行うことで支援してくれるシステムで、1980年代にビジネスに利用されるようになりました。

DSSには、エキスパートシステムとよばれる、人のエキスパート(専門家)の意思決定能力を模倣するコンピュータシステムが搭載されており、「仮に売上が3%増加した場合」「仕入価格が1%増加した場合」などの影響を分析することができます。

ESS(Exective Support System)

DSSのうち、基幹系システムに蓄積されたデータを、目的に合わせて選択・集計する分野をESS(Exective Support System)とよび、これが1990年台にDWH(Data Ware House/データウェアハウス)の登場も手伝ってBIツールへとつながっていきます。

3. SIS(Strategic uses of Information Systems)

SIS(Strategic uses of Information Systems)は「戦略情報システム」と訳され、前述のようにMIS(Management Information System)が発展したものです。

1980年代後半から1990年代の初めにかけ、日本では企業間の競争が激化し、情報システムが経営戦略に活用されるようになってSISブームが起きました。


3.BIツールの歴史:BIツールが誕生した背景

BI(Business Intelligence/ビジネス・インテリジェンス)の概念を初めて提唱したのは、IBM研究所のハンズ・ピーター・ルーン(Hans Peter Luhn)氏で、1958年に「希望する目的のための行動をガイドするための、すでに存在する事実の相互関連性を把握する能力」と定義しました。

ただ、現代におけるBIの概念に近い「事実をベースに支援システムを使用した、ビジネス上の意思決定を進化させるための概念と手法」という定義づけを行ったのは、ガートナーグループのアナリストであるハワード・ドレスナー(Howard Dresner)氏で、1989年のことでした。

この概念を具現化したBIツール実際に市場に現れたのは、冒頭でもお伝えした通り、1990年代後半だといわれています。

BIツール誕生に大きな影響を与えたのが「DWH」と「ETL」です。

1. DWH(Data Ware House/データウェアハウス)

DWH(Data Ware House)とは、社内のさまざまなシステムからデータを蓄積し、目的別に時系列に整理して保管する倉庫のようなシステムのことです。分析を前提としたデータ保管を行います。

1990年代にハードディスクの価格が下がってきたことと、安価なCPUを並列で使用する技術が確立したことがDWHの誕生につながりました。
従来、データの保存にはコストも手間もかかりましたが、DWHが登場したことで、中小企業でもデータの保管や活用のためのベースを整えられるようになりました。

DWHとBIツールを組み合わせることで、自社の保有データを経営判断へ活用できるようになります。

2. ELT(Extract/Transform/Load)とETL(Extract/Load/Transform)

ELTとは、Extract/Transform/Loadの頭文字を取ったもので、データベースなどからデータを抽出(Extract)し、必要に応じて変換・加工(Transform)してから、ファイルなどとしてロード(Load)するという流れでデータを扱う方法論のことです。
主にBIを行うために使われ、特に、データの取り込みスピード、データ量がともに重要な場合などに最適な方法です。

一方、ETLはELTとはTransformとLoadの順序が異なる方法論で、データの抽出(Extract)後、DWHなどにロード(Load)してからDWH内でデータの変換・加工(Transform)を行う流れを取ります。

上記に加え、専門知識を持たない現場のエンドユーザーでも情報を扱える「EUC(End-User Computing/エンドユーザー・コンピューティング)」が普及したことから、「DWH」と「ELT」と「BIツール」を組み合わせて経営判断などにデータを活用できるようになりました。


4.BIツールの現在

現在、BIツールには、主に次の5つの機能が搭載されています。

  • ダッシュボード機能
  • データ分析機能
  • レポーティング機能
  • プランニング(シミュレーション)機能
  • データマイニング機能

また、BIツールの種類としては、主に次の4種類が挙げられます。

  • レポーティングツール
  • OLAP分析ツール
  • データマイニングツール
  • プランニングツール

近年は、これらの4種類を一つのツールに統合した「エンタープライズBI」も登場し、導入が進んでいます。


5.まとめ

BIツールの誕生についてご紹介しました。BIツールは、BIの概念の登場と、それを求める時代の風潮、さらに概念を具現化する技術やハードウェアが揃うことで普及につながりました。

BIツールも大きな進化の流れの中にあります。現在のBIツールの姿は、未来のもっと利便性の高いデータ分析ツールへの通過点だといえるでしょう。

 

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