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BIは「Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)」の略、AIは「Artificial Intelligence(人工知能)」の略ですが、略称を並べると字面がよく似ており、混乱してしまいそうです。

結論からいえば、それぞれは別ものでありながら目的は同じ「データに基づく最適な判断を行うため」であり、そのための手段です。また、ともにデータを可視化する点も共通しています。

本コラムでは、BIとAIの違い、関係性についてご紹介します。

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1.BI(ビジネスインテリジェンス)とAI(人工知能)の関係性とは?

BI(ビジネスインテリジェンス)は、生産管理システムや購買管理システム、在庫管理システムといった企業内に分散されているデータを集約して示唆を得て、経営上の意思決定に活用することを指し、そのためのシステムをBIツールといいますが、最近では単に「BI」でツールまで含むことが増えてきています。

一方、AI(人工知能)は、人間が行ってきた言語理解や推論、問題解決といった知的行動をコンピューターに行わせる技術で、ビッグデータを活用するための分析手段として期待されています。
BIと同様に、「AI」だけでAIを活用したツールやシステムを指すケースが多いです。

BI(ビジネスインテリジェンス)もAI(人工知能)も、ビッグデータを利活用するために、データを分析して特徴的なパターンの抽出や推論のためのルール生成を行うという点で共通しています。

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2.BIとAIの違い

では、BIとAIの違いはどこにあるのでしょうか?

前章では、BIとAIの共通点として、ビッグデータ利活用のための特徴パターンの抽出や推論のためのルール生成を行うことを確認しましたが、BI(ビジネスインテリジェンス)とAI(人工知能)の違いは、それらを用いた推論や判断を最終的に誰が行うかにあります。

つまり、BIでは最終的な判断を人間が行い、AIでは機械(AI)が行うのです。AIは過去の膨大なデータを元に予測を行うため、過去に類似したパターンに当てはまる場合はベストな答えを導き出してくれますが、未知の事態は得意ではありません。そのような場合は人間が判断を下すのが良いでしょう。

3.まとめ

BI(ビジネスインテリジェンス)とAI(人工知能)の関係性、違いについてご紹介しました。

BIもAIもビッグデータを利活用するための手段である点は共通しており、分析結果をもとに最終的な判断を人間が行うのがBI、機械が行うのがAIです。

ビジネスにおいてビッグデータを有効活用するためにも、AIとBIの違いを正しく理解しておきましょう。

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