導入事例

エア・ウォーター株式会社 様

業種:製造業(化学)

導入製品: DaTaStudio@WEB

エア・ウォーター株式会社 様

グループ全体の取引実績を
効果的に活用する情報基盤作りに一役
経営情報の可視化に貢献する「データスタジオ@WEB」

エア・ウォーター株式会社
コーポレート本社
調達部 リーダー

笹 誠司 氏

エア・ウォーター株式会社
コーポレート本社
調達部

本田 浩章 氏

産業ガス事業を中核に事業展開を行っているエア・ウォーター株式会社。連結企業64社から寄せられる経営情報を効率的に可視化するためにBIツール「データスタジオ@WEB」を導入し、戦略的な意思決定に貢献する基盤作りに活用されている。

導入の背景

グループ全体の取引実績を瞬時に
把握できる情報基盤を希求

産業ガス事業をはじめとして医療関連事業やケミカル関連事業など高度なガステクノロジーを背景にした多角的な事業展開を行っているエア・ウォーター株式会社。積極的なM&Aなどを推し進めることで経営環境の変動に左右されない「全天候型経営体制」を確立し、現在ではグループ全体で169社、従業員は64社ある連結ベースでおよそ9100名にまで達するなど、産業ガスのリーディングカンパニーとして業界を強力に牽引している。そんな同社の課題となっていたのが、顧客企業グループ間との詳細な取引情報の把握だったとコーポレート本社調達部リーダーの笹誠司氏は当時を振り返る。

「1社単位での取引情報は迅速に把握できますが、64社ある連結企業と顧客グループ間で発生しているすべての取引情報を統合して可視化できる環境ではなかったのです。以前は、経営企画部門が情報を収集しレポートにまとめていましたが、仕上がるまでにはおよそ3ヶ月という膨大な時間が必要でした。」

情報が円滑に入手できないことで、経験や勘に頼った経営判断に対するリスクが危惧されていただけでなく、営業場面における機会損失にも繋がっていた。また、サプライヤーごとの迅速な仕入情報の把握が調達部門として何よりも必要だったという。そこで、グループ全体からの情報を効率よく収集し、必要な情報が瞬時に取り出せる情報基盤を整備するプロジェクトがスタートすることになる。

選定ポイント

「BI・DWH・ETL」がオールインワン提供!
ひと桁違う安価なコストが魅力

今回のプロジェクトでは、基盤整備が急がれていたこともあり、要件定義の段階からパッケージでの構築を前提に話を進めたと笹氏は語る。「短期間での構築が求められていたため、パッケージを導入することが当初から念頭にありました。また、短納期での開発を実現するため、収集から加工、蓄積、そしてOLAPによる出力工程と、4つのプロジェクトに分けて構築を進めたのです。」

このOLAP部分で活躍しているのがデータスタジオ@WEBだ。このOLAP部分を検討するにあたって製品選定の過程で3つの製品が残ったというが、データスタジオ@WEBが選ばれたのは、BIパッケージだけでなくトータルなソリューションの提供があったからだった。「単にデータを抽出・分析するだけでなく、DWH構築やデータ収集のETLなども含めたソリューションが提供されているところです。単にDBからデータを抽出・集計するだけの他製品と違い、データ収集機能から検索・分析機能までオールインワンで様々な機能が提供されている部分を高く評価しました。」と笹氏。

また、多くの方が利用することを想定し、当初から無制限でのライセンスを要望していた同社だが、このライセンス部分でも大きく差が生まれたという。「無制限ライセンスにすると、データスタジオ@WEBのほうがひと桁あまり安価に導入でき、保守料やランニングコストも他製品と比べて半値程度だったのです。」さらに、製品サポートの面で国産メーカーという強みも製品選定に影響しているポイントだと笹氏。

現在の運用と評価

簡便なUIで誰にでも使いやすい!
DBとの高い親和性が効果的な活用を促す

現在は、連結企業64社から毎月寄せられる膨大なデータをEDIで収集し、データクレンジングを数回実施した後にDWHへ投入。このDWHからデータスタジオ@WEBによってデータを抽出することで、様々な分析が可能となっている。経営層に対しては取引先との相関関係資料に、営業部門には商談前の事前資料に、企画管理部門ではIR情報開示資料に、さらに購買部門では仕入先シェアリング測定資料や購買効果測定に用いられるなど、部門ごとに活用される用途は多岐に渡っている。

また、「年に2度、蓄積情報を小冊子にまとめ経営層へ提示を行っており、多角的な情報分析が可能となっていることで高い評価を得ています。これは、データスタジオ@WEBの高いエキスポート機能による部分が大きく、想像以上の使いやすさに驚きました。」とコーポレート本社調達部の本田浩章氏は高く評価している。

これら必要に応じたデータの抽出は、Oracleを用いた多元的DBであるDWHとリレーショナル連携するだけで取り出せる状況になっている。「Oracleとの親和性が高く、簡単な連携だけでデータが抽出できるため手離れがいい。他製品だとひと手間加える必要がありますが、データスタジオ@WEBなら手間がかかりません。」(本田氏)

ただ、経営層が必要とする情報と現場が求める数字など詳細な情報はそれぞれ異なるため、経営層が求めるマクロ情報は視覚的に表現できる別のBIツールを活用し、データスタジオ@WEBは取引情報を「いつ、どこで、誰が、どこへ、何を、いくら」というミクロ情報を取り出すことに活用している。特に詳細な取引情報になるため、部長やマネージャクラスに使用者を限定し、必要な場合はワークフローで承認を取ることでデータ抽出を許可する運用となっている。抽出するデータ件数は、導入した2004年当時に比べて、現在ではおよそ100倍の5400万件を処理しており、定番のデータを引き出す時間はごくわずか。「DBのチューニングなど高速化のための処理を施したことで、迅速にデータを抽出できるようになりました。また、取引実績が1円単位から取り出せることで、具体的な数字が商談場面で活かされています。」

インターフェースの使いやすさも見逃せないポイントだ。Excelマクロの知識程度は必要な製品が多いなか、インターフェースがRDBの項目ごとに最初から設計されており、誰にでも使える仕組みとなっている。「教育コストはほぼゼロです。しかも、テンプレートが簡単に作成できるため、要望があればすぐテンプレートを使ってもらうこともできます。」と本田氏。

今後の展望

さらなる高速化と精度の高い分析が可能な
インフラへと進化

今後については、システム全体の強化を図りながら、データクレンジング処理の短縮化やさらなるデータ抽出の高速化を目指していくという。「ボタンを押したら瞬時に結果が現れるのが理想ですが、わずかにかかる時間をさらに短縮させたい。」と本田氏。

また、現在は商品ごとの数量や製造原価など詳細なデータまでを分析できるのは一部の領域に限られていることから、より精度の高い情報を駆使して抽出、分析できるインフラにバージョンアップを図っていく方針だと笹氏は今後の抱負を語っている。

導入企業:エア・ウォーター株式会社 会社概要

エア・ウォーター株式会社

産業ガスのリーディングカンパニーとして、産業ガス事業を事業基盤に、医療関連事業やケミカル関連事業など高度なガステクノロジーを背景にした多角的な事業を展開。積極的なM&Aや地域事業の強化、技術立社の推進など経営環境の変動に左右されない「全天候型経営体制」の確立を目指すことで、右肩上がりの成長を続けている。

本社住所 大阪市中央区南船場2-12-8
設立 1929年9月24日
代表者 代表取締役会長兼社長・CEO 青木 弘
資本金 30,013百万円(2010年3月31日現在)
売上高 4,264億円(2010年3月期 連結)
従業員数 7,925名(2010年3月期 連結)
事業内容 産業ガス関連事業、エレクトロニクス関連事業、ケミカル関連事業、医療関連事業など
URL

http://www.awi.co.jp/

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